「エイラ−地上の旅人」シリーズの紹介〜勝間和代公式ブログ:私的な事柄を記録しよう!!を読んで、取り急ぎ第一部を読んでいたのですが。
これは読みにくかったです……。
翻訳の文章自体は読みにくいことないんです。わりと一文が長い傾向があるんですが、それは大して気にならない。
ものすごく気になったのは、カタカナの多さ。
植物や動物の名前が、ひたすらカタカナ。
道具を作る素材の名前がひたすらカタカナ。
カタカナだと、地の文で特徴を説明されても、いまひとつ具体的なイメージがわかず、「はいはい、そういうものがいたのね」くらいの感じで、流してしまいそうになるんです。
特に気になったのが「フリント石」と「肉を干すためのフレーム」。
フリント石は本当に訳が分からず、「石器を作るんだからなにか硬い石だよね、黒曜石とかじゃないのかな」と思っていたら、最後のほうで黒曜石という単語が出てきたので違うものだとわかりました。wikipediaみたら燧石(ひうちいし、すいせき)というものらしいです。この語じゃまた「なんでひうちいしで石器……?」という疑問も出そうですが、なんかギュッとした硬そうなというイメージは持てました。
「フレーム」のほうは「枠」としか読めず、「肉を干す枠」って何だろう、ずっと引っかかってしまいました。自分だったらどんなものに干すか?と考えると、どっちかというと柵とか棚とか枠に張った網などに干すだろうと思うのですが、それは枠と言っていいんだろうかとかちょっと違う方向に考えがそれてしまったり。
辞書を引くと骨組という意味も出てくるので、それが近いのかなぁ。
英語がわかる人にはこれでもいいんでしょうが、翻訳書は原則として、原書が読めない人のためのものではなかろうか。この訳は、もう少しカタカナ語を和語にする工夫があってもいいんじゃないかと思います。
で、文句ばっかり書いて面白くなかったのかというと、面白かったんです。「大地震で家族を失い一人ぼっちになったエイラが外見も習慣も違う人種の一族に拾われて、いろいろなことを学びながら成長していく物語」なんですが、家族の愛情・女性が直面する困難・社会の力関係などが細やかに描写されていて、いろいろ考えながら読みました。
「伝統・しきたり」に対する考え方については「欧米の人はこれくらいにしか考えてないんだな」と思って読んでいましたが、後半に入ってびっくりするような展開があり、(少なくともこの作者には)しきたりの重みというのは同じように受け止められていると思う反面、「打ち破れない伝統」をさらに補強されてしまったようで、ちょっとめげました(奥歯にものが挟まったような言い方ですが……ネタばれしないでこれ以上書くのは難しい)。
エイラー地上の旅人シリーズ
第一部2冊を読み終わって両腕が筋肉痛になりかけました。
でもエイラの今後が気になって仕方ないので、あわてて以降の巻を手配しました。
次の巻は翻訳者が変わるので、もう少し読みやすいことを期待します。
■エイラ-地上の旅人シリーズ(集英社公式サイト)
■楽天で「エイラ-地上の旅人」を検索する
既に絶版になった、「ミサゴの森」と言う本も、
ものすっっごく退屈になって、直ぐに睡魔に襲われると言う、
曰く付きの本でした。
「信ぜらる者コブナント」は逆に、最初はのめり込める内容でもない話しだったのに、
いつの間にか、一気にぜん6巻を読んでしまえるという本もありました。
又逆に、最初の巻は面白かったのに、最終巻はつまらないものに終わった「ライラの冒険シリーズ」なんてものもありました。
翻訳で、お薦めなのはアゴタ・クリストフの「悪童シリーズ」です。
「ライ麦畑で捕まえて」に匹敵する内容で、快く読めました。これは、文庫化されているので、手に入ると思います^^
でも、欲しいと思う翻訳本って・・・ハードカバーでどうして、高額なのでしょうね〜ぅ〜むm・・・
こんばんは!
お薦めありがとうございます〜。
翻訳本はやっぱり、コストが余計にかかってるんじゃないでしょうか?翻訳とか宣伝とかチェックとか、版権買ってくるお金とか。
この本を紹介していた勝間さんの著書で「著者が経験から得た知識と、著述の労力に対して払う対価が書籍の価格」というような記述がありました(どの本だに書いてあったか忘れましたが…)。
論にはすごく納得ですが、読みたい本全部は買えないので、図書館とか古本屋とかに頼ってしまいます^^;